斎藤慎太郎八段について思うこと 〜余計なお世話編〜

先ず初めに、私は将棋界のことは分からない。

どんな『しきたり』や『しがらみ』があるのか知らないし、棋士の平均的な生活スタイルも知らないし、斎藤八段がどんな人なのかも知らない。そうした上で今思っていることを勝手きままに書かせていただきます。

 

実は、今年度斎藤八段が九段に昇段するのではないかと私はかなり期待していた。初のA級入りにしてあの堂々とした戦いっぷり!順位戦でのあの強さ!これはもう名人位を奪取するに違いないと確信していた。渡辺名人は好きな棋士。早く永世名人になってほしいと思ってる私としては複雑な心境だが、斎藤八段の破竹の勢いはタイトル戦の勝率7割超えの渡辺名人を以ってしても止めるのは難しいだろうと予想していた。今年は藤井二冠もタイトルを防衛し計3期で九段に昇段すると思っていたので、来期からの段位戦は昨年九段昇段を決めた永瀬王座に斎藤八段,藤井二冠が加わり相当面白くなるぞとワクワク感を募らせていた。が、蓋を開けてみれば斎藤八段は八段のまま、藤井二冠だけが九段に昇段…

 

斎藤八段の研究スタイルについて私は知らない。

家に篭りストイックに一人で研究を重ねるのが性に合っているのか、対面での研究会が向いているのか、勉強のやり方の向き不向きや相性について私は知り得ない。

往年の将棋ファンには叱られるかもしれないが、勇気を出して言わせていただく…

斎藤八段は谷川九段との研究会を即刻やめるべきではないだろうか?棋力の低い人との勉強会に意味があるとは思えないからだ。谷川九段にとってはプラスになるだろうが斎藤八段にとってはどうなんだろう?谷川邸までの往復の時間を考えたら、家でA級や1組に在籍している棋士棋譜でも並べていた方がよっぽど有意義なんじゃないだろうか?先輩の誘いは断れないとか、下の者から断ったりしたら師匠の畠山八段が肩身の狭い思いをするとか、そういった棋界のルールがあるなら別だが、特に問題が無いのであれば研究会への参加は考え直した方が良い。せめてメンバーは見直した方がいい。現状、単に斎藤八段の棋力が搾取されてるだけだと思う…

 

そもそも関西所属の棋士の仲の良さは少々問題だと思っている。ある程度の馴れ合いは息抜きになり自分には必要だというなら何も言うまい。が、永瀬王座に抜かれ、藤井二冠に抜かれたことに焦りや悔しさや妬み嫉みを感じているなら、少しやり方を変えた方がいいと言わざるを得ない。山崎,稲葉,糸谷八段は多分、豊島竜王や藤井二冠ほどタイトルには拘っていないと思う。九段昇段には勝数の規定でクリアできればいいと思っているのではないのだろうか?何だったら八段のままでもいいと思っているのかもしれない。知らんけど…

糸谷八段には知恵が有り、プラス行動力,アイデア,発信力がある。多分、棋力以外の才能で生きていける。将来的には連盟の理事をしながら執筆や講演活動、持ち前の行動力と発信力で将棋の普及に邁進している気がする。30代,40代,50代の斎藤八段はどういう棋士で在りたいのか、青写真はありますか?「一刻も早くタイトルを獲得し防衛もしたい!」「早く九段になりたい!」と思っているなら一旦馴れ合いからは抜け出すべき!今のままでは八代,梶浦,近藤七段にも抜かれると思う。

 

更に勝手な想像だが、恐らく永瀬王座は、藤井二冠よりも先に竜王や名人になること, 永世の称号を得ることがモチベーションになってると思う。今年度のA級は永瀬王座が名人戦挑戦権を獲得するような気がしてならない。対局に臨む姿勢に迫力があり、他を圧倒してるんですよね…

 

以上、事情を知らないド素人の戯言でした。悪しからず…